小説家になろうの文章作法について



なろう独自の文章作法


僕が小説家になろうに投稿するようになって、いろんなユーザーさんの書く文章を読んで、いくつか気づいたことがあります。
小説家になろう独自の文章作法とでもいうのでしょうか……。

学校のかわい……こわいお化け

こちらの短編では気づいたことを試してみてました。
ちょっとそこらへんをざっくりまとめてみようと思います。

横書き対応

まず気づくのは改行の多さです。
これがすべてといっても過言ではないです。

多くの作品で、

  • 会話文の前後に空改行を入れる。

ということをやっています。

また、

  • 会話文でないところでも、空改行を入れる。

ということもやっているようです。

これの規則性がわからなくて、かなり悩んだのです。
文の内容に注目して規則性を探すと、どうしても見つかりません。

そういう規則性ではなくて、

  • 5行とか4行とか、文が続いたらとにかく空改行を入れる。

というような、数字による規則性なんだと思います。
これにはなかなかなれることができなくて、苦戦しました。

それから、一部の作品ですが、

  • 文を長く続けず、折り返さない。

ということもやっています。
これは画面表示の設定にもよるのでなんともいえない部分ではありますが、意図的にやらなければこうはならない、というレベルで折り返しが少ない作品があります。

まとめ

まとめると、
  • 会話文の前後に空改行を入れる。
  • 会話文でないところでも、空改行を入れる。
  • 5行とか4行とか、文が続いたらとにかく空改行を入れる。
  • 文を長く続けず、折り返さない。

こういうことになります。
ここら辺を意識して、上のリンクの短編を書いてみました。
なんでこんな作法があるのかよくわからなかったりしますが、なんとなく読みやすくはなりそうです。

実際どうやるのか

会話文の前後に空改行を入れるのは簡単ですね。
そのままやればいいです。
あとは空改行を入れやすくするために工夫した部分があります。

書いた作品は一人称視点のものですが(僕が書くのはほとんど一人称です)、一人称の主人公が心のなかで思ったことに「――」をつけて、文のなかからくくりだして、会話文と同じ扱いで前後に空改行を入れました。

こうすると、空改行が増えます。
このことはあとで関わってきます。

一人称で心情だけくくりだすというのは、イレギュラーな書き方ではありますが、プロの作家さんでもやっている人がいないわけではない……です。
恋愛系と時代劇系で目にすることが多いような……?
まあここらへんは特に調べてないです。

これを踏まえたうえで、
  • 文が続くのは最大3行まで。(3行書いたら空改行を入れる)
  • 文の折り返しなし。(デフォルトの表示設定で)
というルールで書いてみました。(厳しい!)

実際書いてみてわかったこと

まず、3行までで、空改行を入れるルールですが、文の意味のつながりが気になるタイプの作者さんには苦痛だろうと思います。
僕も書いてて気になって仕方がなかったです。
意味を気にすると3行でいい感じに改行を入れるというのがかなり難しいです。

ここで、心情をダッシュつきでくくりだす、というのが役に立ちます。
描写が2、3行続いたら、そこで描写に対応する心情を書けば、空改行を入れることになります。

会話文も同じ役割ですね。
自然に書くんじゃなくて、空改行を入れるための構成にします。

それから、文を折り返さない……、これは非常に難しいです……。
ひとつの文を短くするためには、重文、複文をなるべく少なくして、単文で書く、という作業が必要になります。

これ自体は問題ないのです。
重文はねじれやすいですから、もともとあまり推奨されない書き方ですし、複文も意味の把握が難しくなりますから、まあ単文になおすのもいいのかな、という気がします。
ただ、文をばらばらにして単文ばかりにしていくと、ちょっと使う言葉に偏りが出てしまいます。

たとえば文と文の関係が、「補足している」という関係のとき(複文はだいたいこれですね)、指示代名詞を使うことになると思います。

このとき書いてて思ったのが、単文が続く文章では「それ」がすごく使い勝手がいいです。
改行して指示する対象とすこし離れてしまうことがあるせいかな……? と思います。

さらにいえば、折り返さない(文を短くする)ためには複文でなくても修飾する語句が邪魔です。
修飾している部分をまるっと取り出して、独立した文にすると短くしやすいです。

ただ、このときに修飾する対象を指示代名詞で指定することになります……。
また「それ」が出てきます……。

単文が続くと文の関係性を示したくなって、接続詞も多用します。
時系列をはっきり示したいときは、「そして」とか、「そのとき」ですね。

そうすると、「そ」で始まる言葉ばかりになるのです……。
馬鹿みたいな話ですが、実際そうなりました……。
「そ」で始まる言葉だけじゃなくて、接続詞だらけにもなるので、なんかへんな感じです。

なので、一回書いてから、接続詞なしでも文と文の関係がわかりやすくなるように調整しました。
語尾で並列を示す(――たり。)とか、語尾で原因を示す(――から。)とか。

めんどくさいです……。
あと語尾が「した。」とか「だった。」ばかりになってます……。
もうここの調整は放棄しました。

こういう問題が出るのは、そもそも僕が指示代名詞、接続詞を使いすぎなタイプだからかなとも思います。
指示代名詞は……まちがいなく多いですね。
普段これでいいやと思って書いてましたが、単文だらけにすると目立つんですね。

こうやってできたのが上にある「学校のかわい……こわいおばけ」です。

読み返すとやっぱり「そ」で始まる言葉が多いです。
これでも減らしたのですが……。

ちなみにいつもよりも多く読まれている感じはします。
横書き対応のせいなのかはよくわかりませんが、アクセス数が微妙に多い気がしています。

何回も試してみると、違いがはっきりするんでしょうけど、めんどくさすぎるのでもうここまではやらないです。

まとめ

横書き対応の文章を書く上での問題点は、

  • 「そ」で始まる言葉多すぎ。(使いすぎ)
  • 接続詞多すぎ。(使いすぎ)
  • 語尾が単調になる。
  • めんどくさい。

という感じです。

ただ読み返して思ったのが、視線の移動ほとんどなしで読めるのですよね。
すぅーとスクロールしながら読める感じです。
たしかに読みやすいような気もします……?
んー、ここまではもうやらないですけど、折り返しは多少意識したほうがいいのかもな、と思ったりしました。
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